情報発信手段がふえてきた近年、企業から様々な情報発信がされています。
「プレスリリース」と「ニュースリリース」というふうに耳にしたことはあっても、違いはご存知でしょうか?
今回はそのところを説明したいと思います。
目次
プレスリリース・ニュースリリースとは?
プレスリリース
プレスリリースの「PRESS」には”印刷、出版物、報道機関、報道”などの意味があり「RELEASE」には”解放する、公にする、発表する”といった意味があります。
ですのでプレスリリースとは「報道関係にむけて情報を公にする、発表する」という意味で使われています。
ニュースリリース
対してニュースリリースの「NEWS」は”お知らせ、情報”という意味ですが大体ニュースはは「マスコミ報道」という風にみなさん捉えるでしょう。
つまり「ニュースをお知らせする、発表する」という意味で使われますが、プレスリリースが報道関係者に対してですが、ニュースリリースは特に相手を特定していませんので、より広い範囲、一般の方を対象にしているということになります。
一昔前だとプレスリリースというものは報道関係者くらいしか読みませんでしたが、近年はホームページに掲載されたり、web配信サービスを利用することで提携先のニュースサイトに掲載されたりして誰でも読む事が出来るようになりました。そういう意味ではプレスリリースより、ニュースリリースという方がしっくりきますね。
どうしたら取り上げられる?
マスコミ関係者に取り上げてもらい場合、一体どのような内容なら取り上げてもらえるのでしょうか?
マスコミが取り上げるにはニュース性が重要です。ではどのようなものがニュースなのでしょうか?
ニュースになりやすいキーワードとしては
「初めて」
「画期的」
「将来性」
「感動的」
「ユニーク、他にはない」
「業界初」
「社会貢献性が高い」
もちろんこれだけではないですが、このようなキーワードが一つ、できれば2つ、3つ以上組み合わせ盛り込むことでニュース性が高まり取り上げられる確率も高くなります。
プレスリリースの形式って?
特にきまりはないですが、以下のようにまとめておくと見る側もわかりやすいと思います。
検索してみると様々な形式のものが出てきますのでそういったものを参考にするのもよいでしょう。
①タイトル
なるべくインパクトのあるタイトルで。さらに内容を補足するサブタイトルをつけましょう。
②リード文
ここを読めば大体の内容がわかるよう、要点をわかりやすくまとめましょう
③本文
詳しい情報をのせる。
☆商品やサービスの概要
☆商品やサービスが生まれた背景やデータ
☆売り上げ目標や今後の展開、ターゲットなど
④画像やデータ
商品やサービスの写真やデータを載せて視覚からも訴える
⑤「プレスリリース」「ニュースリリース」「報道関係各位」などを入れる
⑥配信日、会社名を入れる。
⑦会社概要を載せる
⑧問い合わせ先は必ず入れる。担当者名も。
配信方法は?
以前までは取り上げて欲しいマスコミ先をリスト化して、郵送、FAX、メールなどで送っていましたが
近年はWEB配信サービスなどが浸透してきました。
このWEB配信サービスを利用すると提携するニュースサイトに転載されるなどしてマスコミ関係者以外の人たちにもみられるようになります。
リリースの効果をあげるポイント
タイトルは短めに
紙タイプで配信する場合はサブタイトルを含め概ね2〜3行で表示されていると思います。
web配信をするならば、タイトルの総文字数は多くて50文字程度が良いでしょう。
yahoo!ニュースのタイトルは13文字以内であることが有名ですが、スマホのニュースアプリ
gunosyを見てもニュースタイトルは2〜3行、文字数にして30〜45文字くらいです。
インパクトのある画像を用意
ネットメディアのニュース一覧をみると、ほとんどのニュースに画像が入ってます。
画像が無いリリースは目にとまりにくく、取り上げられる確率を大きく下げてしまいます。仮に取り上げられたとしてもインパクトが無いためシェアされにくい記事になってしまいます。
報道関係向けと一般ユーザー向けで内容を分けて発信する
一昔前は、リリース記事というものは報道関係者位しか目にすることはなかったですが、近年は自社のホームページ上に掲載されることで取引企業やユーザー、就活生なども目にすることが
出来るようになりました。
そこでリリース記事も「報道関係社」向けと「一般ユーザー」向けの2種類作成するという会社も出てくるようになってきました。
報道関係社向けには、発売日、商品やサービスの特徴、その商品が生まれた背景、今後の展開などをシンプルに伝えます。
一方一般ユーザー向けには商品・サービスの新発売に伴うキャンペーン情報を強調して発信することで興味、関心を惹きつけます。
まとめ
プレスリリース、ニュースリリースとの違いなど説明させていただきました、最近はその垣根が殆どなくなったのではないでしょうか?
自社のホームページやSNSで発信することが容易になってきたため、直接ユーザー向けに発信する「ニュースリリース」が多くなってきたと思います。
しかし発信方法を分けて使う事でより多くの人たちに情報が伝わり新商品、サービスの浸透度合いも変わってきますので上手に発信していきたいですね。