コロナ禍の影響で今までのやり方、媒体でよいのか?など広告の見直しをされるお客様も増えてきています。
先日あるお客様のところへ伺ったのですが、しばらく同じ場時間帯、番組にずっとTVCMを出稿していただいたのですが最近web広告に関心をもたれて動画広告はどうだろう?というご相談をいただきました。
同じ「映像」の広告とはいえ見せ方に違いがあり、ルールも違います。各媒体の特徴とメリット、デメリットを把握したうえでどちらに出稿するかよく検討しましょう。
目次
そもそもTVCMとweb動画広告ってどう違うの?
TVCMとweb動画広告 見る側にとってはそもそも同じ映像を使った広告です。大手の広告主は別として私が住む福井県ではTVCMの素材をそのままweb広告でも使うということが多かったように思います。しかし、最近はweb動画用のオリジナルを作って流すという方が多いような気がします。
それはきっと「見せ方」に違いがあるという事がわかったからではないでしょうか?(他にも理由はあると思いますが)
TVCMは番組の合間に流れる強制視聴を前提とした作りになっています。
主に15秒から30秒の長さのTVCMに伝えたいことを詰め込んで作られています。
対してWeb動画広告は動画を見るユーザーが広告の途中で動画をスキップするなど、能動的な行動が可能なためTVCMのように強制視聴を前提としたストーリーで制作するとweb上で全て伝えきれない場合があります。
TVCMとweb動画広告ではこのような違いがあるため、動画の素材については分けて制作した方がよいというふうに考えられるようになりました。
実際にTVCM、動画広告を制作する場合には制作会社の方と打ち合わせをしながら制作する事になりますので様々なアドバイスを聞けると思います。
ただ最近では簡単な動画なら自分で作れるツールも増えご自身で制作したものをweb動画広告として流れているものも目にします。
そこでweb動画広告を制作するうえで注意したい事を簡単にまとめてみました。
動画広告制作における3つのポイント
1_冒頭部分にインパクトを持たせる
web動画広告はTVCMと違い強制視聴ではなく、途中で視聴をやめる事ができるので動画の冒頭部分でどれだけ視聴者を引き付けられるかが重要です。
2_web動画広告はサウンドオフがほとんど!視覚的に訴求力を高める工夫が大事
facebook動画広告の約9割は音無しで視聴されているといわれています。音に頼らず、テキストや視覚的に訴求力の高い動画を作ることがポイントになります
3_ターゲットは明確に!
自社のサービスのユーザーを把握し、意識した内容の広告としましょう。自社の商品を求めるユーザーへ最適な内容の広告が届けられるよう、しっかり対象の絞り込みを行ってください。
代表的なweb動画媒体の特徴
インストリーム動画広告ーYou tube
YouTubeは、最初の5秒間は強制視聴ができる仕様となっています。この5秒という時間の中でも6~7割は離脱するともいわれています。なので、この5秒の間に何を詰め込むか?動画を見てもらうために最初に何をアピールするか?が最も重要となります。
You tubeにむいている商材は?
YouTubeは、視聴者の視聴態度が暇つぶしなどで見るケースが多いため、「緊急性が低く、重要度が高い」商材、具体的には人材・保険・不動産などは反応が低い傾向があり、エンタメやアプリなどの、「すぐに始められる気軽な商材」には、非常に反応がよい傾向にあります。
インフィード型動画広告-Facebook、Instagram
SNSなどのフィードに配信されるフィード型のweb動画広告は、前述したYouTubeのインストリーム広告とは違い、5秒の強制視聴はありません。スマートフォンのスクロール平均速度が1.7秒と言われており、そのスクロールをいかに広告で止めるか?を前提に考える必要があります。いかに最初の2秒で見てもらえるかが勝負です。この短い時間に視聴者の興味を持ってくることが望ましいです。また、秒数は15秒ぐらいだと効果が高いとされているので、その時間内に収まるような内容がよいとされています。
まとめ
テレビCMと、Web動画広告は、どちらが良いか?というではなく、どちらも上手く活用してプロモーション計画を立てる時代になっています。
これから5G時代を迎え、動画は特別な表現手法ではなく、より身近なものになっていくことは確実です。今の段階から自社サービスの動画での表現における可能性を試しておくことが重要です。